旅人ちはる

旅人ちはるの動画では語らない話し

お金の話

家賃が1万円から3万円になったとしても貯蓄が減るだけで私の生活に支障は有りません。

なのに、あの家で頑張って来たのは、やはり目的意識が強かったからだと思います。

 

遡ること今から何十年も前の事

高校の修学旅行の時、親からの小遣いが1万円でした(しっかりと覚えています)

行き先は京都、奈良、そして東京でした。

東京には母方の親、私のおばあちゃんが住んでいました。

母からおばあちゃんに会いに行ったらお小遣いもらえるよ。と言われ

自由行動の時間に、友達が遊びに行っている時に、私は一人でおばあちゃんを訪ねてお小遣い(1万円)をもらいました。

5000円ほどお土産に使って15000円持って帰って来たことを

今でもしっかりと覚えています(笑)

それに高校生の頃

バイトで6万円貯めて中古のバイクを買おうと父親と一緒にバイク屋に見に行ったら、12万円位の新車のバイクが欲しくなり、父に毎月の小遣い3000円は要らないからと言って6万円を借りてバイクを買いました。

その後もバイトして自分のお小遣いは、なんとかしましたが、借りた6万円もしっかりと返しました。

 

社会人になって・・・

自分の貯めたお金でアメリカに行き

帰って来て、また行きたい!と思い

今度は、昼、夜掛け持ちで働きました。

夜の仕事はスナックだったので、親に内緒で働いていましたが、嘘をつき続けることが出来ずに父に話すと、当然反対されましたが

頭を下げて半年間、目を瞑って下さい。とお願いし

毎月15万円を父に渡し、貯金をしてもらいました。

そして再び海外へ行くことになり旅行会社に支払いに行く日

父と一緒に銀行へ行って、父からお金を受け取った時

90万円のはずなのに、数えたら100万円あって

私が、どうして?と言う顔をしたら

父が、『餞別だ!』と言ってくれました。

その後、私は、父と別れて旅行会社に支払いに行く地下鉄の中で

涙が流れて止まりませんでした。

娘が夜のお店で働く事を許してくれて、一人で外国に行くことも許してくれて

餞別までくれて・・・

今でも、思い出すと涙が出ます。

あの時、父に誓った

今後二度と夜の仕事はしません。と約束したことは、ずっと守って来ました。

 

私が結婚した時に父は、元夫に

『ちはるにお金を任せたら心配ないぞ』と言ったそうですが(後から聞きました)

夫は、経済を任すことはしませんでした。

かなり最後の方ですが

私が、どうして私に任せてくれなかったの?と聞いたら

『俺の働いた金をお前の自由にさせたくなかった』と・・・

 

今は、自分の働いたお金で自由に出来る幸せをかみしめています。

お金は大事です。

大切に使わないと逃げていきます。

それは、父が教えてくれたことです。